■著作権法厳守。コピペ禁止■
2008年2月7日(木曜)
どうも。三遊亭洋楽です。
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タイトル
【東京地裁の裁判傍聴シリーズ1999-その4】
サブタイトル
「裁判員制度の啓発になれば幸いです」
小見出し
「9年前に落語家が書いた妄想がかったネタ本といった認識でお読みください(^_^;)」
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その前に「裁判員制度」を知りたいかたは、ここでお勉強できます。
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http://www.saibanin.courts.go.jp/
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1999年に書いた文章
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4
コロンビアファションヘルス嬢コカイン事件(自分で勝手に付けた事件名)
1999年8月30(月) 地裁404号法廷 11時03分開廷 「麻薬及び向精神薬~」
朝11時の404号法廷。被告人は、金髪のコロンビア女「マリア・ナビリア・オジョセ・ゴンザレス」。ゴンザレスのゴンちゃん。先日の23歳の覚せい剤で捕まった娘と同様に、釈放中なんでしょう。ボクの後ろからススッと、柵の中に入っていきました。顔的には、不細工系で、夏ミカンのボソボソ肌。マツゲは長く、クリンと上向きで、本物っぽい金髪ではあります。コロンビア人の多くは黒髪らしいんですが、日本での商品価値を高めるために染めているという噂もあります。彼女にピタッと付き添っている女は、通訳らしい。
約1~2分後、開廷になりました。
朝10時の裁判(売春)に引き続き、同じ裁判席に座りっぱなしの裁判官が、「もう始めますか」と世間話っぽく、開廷の言葉を述べた。「起立」して裁判官を迎え入れない、特殊な始まりかただった。
最初に通訳の女を証言台に立たせて、宣誓させる。
「通訳でウソを付かない」
といった内容でした。慣れてる様子だったので、たぶん法廷とか、外国人裁判でのボランティアの人なのかもしれません。宣誓をした彼女は指示も無いまま、裁判官の真下にある椅子にサッと着席。被告人と向き合う形で、同時通訳が始まりました。
被告人は、宣誓をしないようです。そういえば、前からそうだっけな? 被告人がウソを付くのは、しょうがないってことになっているのかも。証人や通訳だけが宣誓するんでしょうか。
※※※服装は趣味のいい濃い茶のパンツスーツ。ウエストにトレンチコートのように布があり、背中部分にバックルが付いている。クツは黒の、5センチヒール。清潔感のあるきれいな金髪。後ろ姿はセレブ系。
裁判官
「名前は?」
『マリア・ナビリア・オジョセ・ゴンザレスです』
「国籍は?」
『コロンビアです』
「日本での住所は?」
~~~~と日本語で答え、以後数分は通訳を通さず返答。
「仕事は?」
『ファッション・ヘルスです(ボソボソと)』
「えっ?」
『ホステスみたいな(ボソボソ)』
「この起訴状には、飲食店勤務とありますが」
通訳の女が、裁判官に仕事内容を説明。「<通訳>男性へサービスする、マッサージです」
『ファッション・ヘルス』
「ホーホー、なるほど。それなら知ってます」
なんだ、知ってたのか。
傍聴人は、最前列にボク一人。後ろのベンチには、はじめは日本人女性が2人来てただけでしたが、最後には初老のワケありっぽい男が2人と、その他5人。全員、後ろのベンチに並んでましたが、ボクの真後ろに座った中年男は、しきりにボクのノートを覗き込んできました。きっと関係者なんでしょう。
裁判官
「では、審議を始めます。検察官から審議の概要を説明します」
<検察官による起訴状の朗読>
・平成11年6月10日。塩酸コカイン粉末を鼻孔から吸引。0.0466gの粉末を所持していた。
・弁護士の承諾
・黙秘権の行使に関する、被告人の権利の説明。そして、起訴状を承諾。
<審議>
・検察官
・身上経歴等
平成4年9月に本国へ入国。日本人男性のヤマナカとの間に子供を設け、結婚して日本国籍を獲得。平成11年6月10日に、バーで日本人女性3人組の一人と店のボーイと3人で、トイレで鼻孔からコカインを吸入。そのうちの一人、吉田ゆり子は気分が悪くなり、警察に届けて発覚。
・弁護士
「認めます」うんぬん。と短い台詞。
・被告人
通訳を通して、認めたようだった。
<冒頭陳述>
・検察官 証拠品の提出
甲1号証~15号証
1~3不明
甲4号証 尿
甲5号証 尿の鑑定書
甲6号証 店内写真4枚
甲7号証 捜索差し押さえ証
甲8号証 コカイン写真
甲9号証 コカイン
甲10号証 コカイン鑑定書
甲11号証 ?
甲12号証 吉田ゆり子の「鼻孔に塗られた」という証言
甲13号証 供述証明書
甲14号証 東京都?資格事実
甲15号証 埼玉県?資格事実
以上を証言台に持ち、弁護士と通訳を交えて、被告人が認めた。
さらに検察官の尋問が始まる。それによると、被告人はコロンビア人風の、クリスティーナと名乗る、全く見知らぬ女性から丸井の近くで声を掛けられ、2万円で購入。その理由は、夫が警察に追われて行方不明になっている不安を抑えるため。
・弁護側
「家族は何人いますか?」
『3人です』
「10歳と5歳の子供3人ですね。夫のヤマナカは行方不明ですね」
『今年1月から、警察に追われて居なくなりました(罪状は不明)』
※※※通訳を通して答えるように、弁護士に注意される。7年も住んでいるから、本当は日本語がペラペラのようだ。でも裁判で外国人は、通訳をとおさないとだめなのかも※※※
「今の家賃はいくらですか?」
『19万2千2百円』
「マイアミにも別荘を持っていますね。その月々のローンはいくらですか?」
『25万円』
「夫が残したカードの借金は、いくら払いましたか?」
『60万円払いました。今も、その他に関する集金人が来ます』
「離婚を申請しているのは、夫の借金を払うのがイヤだからですね」
『はい』
「夫が行方不明になって、今はあなたが大黒柱。働かなければならないのですね(ファッションヘルスで)」
『はい』
「偶然、池袋でクリスティーナなる人物に声を掛けられなければ、事件を起こそうと思いませんでしたね」
『はい』
「あなたは、以前にコカインをやったことはありますか?」
『ありません』
「では、なぜコカインの吸引の方法を知っていたのですか?」
『コロンビアで見たテレビで知っていました』
「コカインをやった時の気持ちはどうでしたか?」
『心臓がドキドキして、手が乾きました』
「気持ち良くなかったのですね?」
『はい』
「気持ち良くなかったのに、2度吸いに行ったのはなぜですか?」
『ボーイと吉田さんに、誘われたからです』
「バーでは、ボーイの他に、日本人女性が3人いましたね。一人は寝ていて、一人はビリヤードをやっていましたね。ビリヤード台は、あなたたちが飲んでいたカウンターと離れていますか?」
『近いです』
「吉田さんが、助けを求められない遠さではありませんでしたね」
『はい』
「吉田さんの鼻に指を入れて、コカインを塗りましたか?」
『いいえ。指にコカインを付け、鼻先に出しました』
「吉田さんは、自分から吸ったのですか?」
『はい』
※※※どうやら、吉田さんなる日本人女性が、彼女にコカインを鼻に塗り付けられ、助けを求めに警察へ行って捕まったと、違う裁判で供述しているようだ。それをウソだとしないと、刑が重くなってしまうのだろう。
「あなたの保釈人は、夫の両親ですね。父親は大阪から上京して、留置中には子供の面倒をみてくれましたね」
『はい』
「フロリダに住む姉が来て、子供の面倒をみてくれましたね」
『はい』
「もう二度と、このような事件は起こしませんか?」
『はい。誓います』
・検察官
「コロンビアでは、ドラッグを使わなかったのですか?」
『はい』
「なぜコロンビアで使わず、日本で使ったのですか?」
『いろいろな不安を紛らわすためです』
「初めてコカインを使用するのに、なぜ人がいる所で使おうと思ったのですか?」
『お酒を飲んでいたせいです(うんぬん)』
この検察官は声も低く、はっきりしゃべらない。やる気の乏しい人。従って、質問の内容も少なく、おざなりのように思えてしまう。同じヤル気の無さは感じるが、まだ弁護士のほうが鋭いと思える。
・裁判官
「離婚が成立したら、あなたはコロンビアに帰るつもりですか?」
『帰るつもりは、ありません』
「あなたが刑務所へ入ることになったら、子供は? ん、これは難しい名前・・・(弁護士が、子供は前夫と現夫の2人がいるんです。その難しい名前のほうは、前夫との間の)なるほど、コロンビアでの前の夫との間にできた子と、ヤマナカとの間に出来た子ね。なるほど、どうりで名前も歳も違うはずだ。・・・刑務所へ入ることになったら、この子供の面倒は、誰がみることになります?」
『刑務所へは入らないと、信じています』
「もし、そうなったら子供はどうします?」
『夫の両親は高齢だし、誰にもできません』
「夫の両親に、頼んだことはありますか?」
『ノー』
「どうして頼まないのか?」
『申し出はあったが、断りました(うんぬん)』
「あなたは、刑務所へ入らないと思っているようですが、どうなるかわかりませんよ。それに、日本から強制退去されるかどうかもわかりません」
『刑務所へは入らないように、信じています』
「ヤマナカは、以前に判決を1度受けていますが、それは知っていますか?」
『はい』
「どういう刑か、知っていますか?」
『3年は、罪を犯してはいけないと言っていました(執行猶予3年か? しかし刑の内容は、ついにわからず)』
「証拠調べを終えましたので、ご意見を伺います」
<求刑>
・検察官
コカイン所持は、0.44gと少なくなく悪質。入手情報を正直に教えず、再犯の恐れアリ。よって厳しい求刑が、必要です。懲役1年6ヶ月。コカイン没収。(今頃かいな?)
・弁護士
社会的によくないことをした、うんぬん、と先に悔いを簡単に述べる。それから情状酌量を、4箇条に区切ってする。
1 入手は、好奇心と偶然。夫が1月から行方不明。20万と25万の月々の支払い。一家の大黒柱であること。
2 主導的立場であるボーイが、裁判を受けていないのは不適正。吉田は助けを求める気になれば、そばに友人がいたのに、その友人には助けを求めていない。一時間以内に、二度目をやったのは、ボーイと吉田に誘われたからである。
3 子供の宿題の漢字がわからない。子供の面倒を見れられる者が、そばにいない。
4 義理の両親とは、ひんぱんに電話連絡しているので、再犯の恐れは少ない。
裁判官
「被告人、もう一度前へ」
座っていた席から、証言台へ。
「審議を終えますが、最後に言い残したことはありますか?」
『私を刑務所へ送らないでください(反省は述べず。ここは国選弁護士の、ずさんな打ち合わせ不足だろう)』
「判決は、9月9日 1時15分 ご都合はいかがですか? それでは、判決は9月9日 1時15分。405号法廷ですから、間違わずに。では、本日はこれで終わります」
終了は12時03分。計ったように、ピタリ1時間でした。(計ってたんでしょうけどね)
通訳を交えると、質疑に集中できない。なにしろ同時通訳、というか通訳は別の紙をベラベラと読んでいることが多かった。日本語だけなら、10分で審議終了してたんじゃないでしょうか。
法廷は、いつものように流れ解散。でも、覚せい剤の23歳と違い、彼女には罪の意識があった。傍聴人が居なくなってから、やっと椅子から立ち上がり、最後に法廷から出て、向かいの待合室のような部屋に戻っていった。仲間の元へ行ったのだろう。その部屋の前では、例のマフィア系の初老の男が2人、ボディーガードのように胸を張り、威嚇するようなでかい態度で、ボクのほうをニラんでいた。心の中で、彼らはハマキを吸っているように思えた。もちろん、禁煙なので実際には吸っていないし、マフィアでは無いのかもしれない。しかし、そういう匂いのする連中だった。ボクは諦めて彼女の後を追わず、トットと反対側のエレベーターの方へ向かったが、やっぱり気にはなる。ファッションヘルス関係の、組織の人たちなのかな。彼女は毎月、45万円も住居代を支払っているし、指名手配? で逃亡中の夫がいるほどだから、組系の組織との絡みもあるんでしょうね。売春やってのかな。・・・こんな偏見はまずいかもしれないけど、合法で、まともな生活をしてる人なら、少なくとも母子家庭で20万円の家賃には住まないと思いますよ、はい。
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コロンビアファションヘルス嬢コカイン事件
99年8月30(月) 地裁404号法廷 11時03分開廷「麻薬及び向精神薬~」
●判決の言い渡し
9月3日 1時15分 406号法廷
求刑 1年6ヶ月
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刑の予想 懲役6ヶ月 執行猶予1年2ヶ月
(執行猶予は、懲役の倍の長さが目安と記憶している)
◆判決結果
主文 懲役1年6ヶ月 執行猶予3年
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裁判官
「執行猶予期間が終わってからも、再び同様の罪を犯せば、刑務所に入らなければならないし、その時にはコロンビアへ強制送還されるかもしれませんからね。判決は以上ですが、内容は理解できましたか?」
『はい』
金髪と同系色のパンツとシャツで、証言台に立っていたゴンちゃんは、しっかりした日本語で答えた。鼻の穴を広げ、嬉し笑いをこらえたゴンちゃんは、傍聴者より先に法廷を出ると大股で廊下をズンズン進んでいった。その開いた鼻孔から今にも白い粉が噴き出しそうに思えた。
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★本日の疑問★
通訳はどんなシステムなのか?
外国人の被告人に通訳がつかないときもあるのか?
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上記、9年前に書いたものとはいえ、一部に「ふさわしくない表現」がございましたことを陳謝いたします。m(_ _)m
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このあと、どうなるの。(-_-)
このブログ、ちょっと迷走中だな。(^_^;)
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【ニャンコ写真館12】
かわいいな。
2008年2月7日(木曜)
三遊亭洋楽
◆この「プログ」の狙い◆
私こと三遊亭洋楽が市議会議員として、わかりやすく具体的な報告をすることにより、みなさんを市政に参加しやすくすること。みなさんが「立候補」して、「新議員」になり、活躍する手助けまでしたいとも考えています。自分のライバルが増えるかもしれませんが、活気のある元気な街になればそれでOK。みんなでいい街をつくりましょう。そんなこんなで、これからもお恥ずかしいシーン多発かと思いますが、能力の限界まで必死にがんばりますのでよろしくお願いいたします。
ときには、議員活動と関係ない「ご報告」をさせていただく場合もございます。(^^;)
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